立地企業の声

「花巻市を選んでよかった」。
立地企業の方の声をご紹介します。

Company Voices 立地企業の声

vol.20

若い社員が増えていて
最近の私の口癖は
「若い人たちが何とかしてくれる!」
なんです

サンポット株式会社
代表取締役社長 眞賀幸八
2018年度取材

地の利があることと、企業立地担当の方の熱心さが花巻に来た理由

花巻に工場ができたのは2001年の10月。私もそのとき花巻に来たメンバーの一人で、当時は課長でした。(本社のあった)川越からは14人で来まして、花巻での現地採用は8人でした。立ち上げには半年ほどかかりました。当初の計画では、10年ぐらいで川越から花巻に拠点を移そうとしていましたが、比較的生産が順調だったもので、5年ぐらいで第一工場の隣に第二工場を建てて、本社も花巻に移すことになりました。
当社の売り上げの約8割が、北海道・東北エリアです。北の方に拠点をと考えていた時に、当時の企業立地の方が川越までいらして、いろんなお話をしてくださいました。その熱心な姿も花巻に工場を作った理由の一つです。
北海道のお客様の元に伺う機会も多いため、飛行場があるということも重要なポイントでした。北東北の主要都市にはほぼ2時間ほどで行けるという立地。そういう地の利があるということも、花巻市に決めた理由だったんだろうなと、今、この立場になって思いますね。

優秀な若い人材が増えています

当社は、開発、設計から、製造、販売まで一貫してやっているメーカーです。岩手県内にはそういう企業は少ないので、理系の学生さんで地元就職を希望されている方はエントリーされることが多いようです。そのままご縁があって就職となる方ももちろんいます。そのおかげもありまして、優秀な方に来ていただけています。パーツを作る会社はありますが、製品を開発から販売まで行っているメーカーというのは県内では少ない。だからうちを選んでいただけているのかなと思っています。若い方が社内にいるというのは、とても頼もしいですね。「若い人たちが何とかしてくれる!」って言うのが、最近の私の口癖なんですよ(笑)。
現在、社員の平均年齢は42歳くらいでして、社内は若い人たちが増えています。元々花巻に工場を作った当初の平均年齢が28歳くらいだったんですね。若い人たちでスタートしたんです。皆さんが活発に働いてくれたことをよく覚えています。

花巻にいるからこその利点

室内環境を整える機械を作る会社ですので、今も昔も研究者たちは日々そういったものの新製品開発に向けて研究しています。前回取材に来ていただいた時(2013年7月)よりも確実に商品のシリーズが増えています。若い人たちの研究の成果でもあります。
住宅事情も年々変わってきていますので、そこに合わせた商品の開発も日々進んでいます。省エネについてももっと考えていかないといけませんしね。
花巻は実証実験をするにはちょうどいいんですよ。雪も結構降りますし、湿度も意外と高い。そういえば、以前、花巻市役所の担当の方が「花巻は雪、降りませんよ」って言っていたんですよ(笑)。「えー騙された!」と思ったんですけど、たまたまその年が豪雪だったみたいで。でもおかげさまで新商品のアイデアを膨らませることができているんだと思います。

一覧に戻る

TOPに戻る