立地企業の声

「花巻市を選んでよかった」。
立地企業の方の声をご紹介します。

Company Voices 立地企業の声

vol.13

サンライズじゃないとダメだ
と言われるよう
知識も技術も磨いていきます。

株式会社サンライズ
エンジニアリング
花巻工場
会長 赤坂己治奥(写真右側)
社長 赤坂宥樹(写真左側)
2016年度取材

会長は職人、社長は設計士

会長 うちの会社は、私が27年勤めた会社を辞めて興しました。子供たちに金がかかるからって言われてね(笑)。私は元々は職人なんですよ。
社長 会長はコテコテの職人で、私は設計屋。会長にないものを勉強しようと思いました。会長の手仕上げの技術は半端じゃないものがありますね。新しい機械ではできないものもたくさんあります。新しいものを取り入れながら、会長の技術を生かしています。社員たちにもそれが受け継がれているので、そろそろ会長の出番も少なくなってきているんです(笑)。
会長 壁にぶつかった時に助言できればいいかなと思っていますけどね。
社長 創業時は青森の五戸の住宅地で始めたんです。
会長 振動や騒音が大きいので、工場の近くの家の人にはご迷惑をおかけしました。
社長 その後、おかげさまで経営が順調でしたので今のところに工場を建てることができました。花巻には平成25年の2月に貸工場をお借りして入りました。
会長 青森から岩手に工場をと考えたのは、元々岩手にお客様が多かったからです。息子(社長)の就職先も岩手でしたしね。
社長 修行してこいということで取引先である会社様に5年間御世話になり勉強させてもらいました。それが北上市だったので、最初は北上で工場を探しました。なかなか折り合う物件がなかったんですが、ちょうど花巻に貸工場があるというのを聞きまして。
最初は岩手県に工場を持つことのリスクを考えました。もしかすると仕事が半分になるかもしれないとも思い、貸工場からスタートしました。でも、やってみたら、青森よりも近いところにいるので、お客様も頼みやすいと思ったのかもしれません。半分どころか倍になりました。

交通の便の良さが大きな利点です

社長 花巻は新幹線、高速道路、空港が揃っているので、仕事をする上でとても便利ですし、ますます発展していく要素があると思います。私たちが作っているプレス金型は、ありとあらゆるものの一部になる部品になります。例えば自動車だったり、コピー機だったり。顕微鏡でないとわからないくらい小さな部品から大きな部品を取り扱っていますので、打ち合わせのために遠方に行くことも多いです。それを考えると、花巻の交通の便の良さは大きな利点ですね。
会長 五戸も2時間ぐらいで帰れますしね。
社長 冬は大変ですよ。高速が使えなくなって10時間ぐらいかかったこともありました。
会長 雪が降るとね。冬は新幹線のほうがいいですよ。花巻温泉に泊まったりしてね。
社長 温泉もいいですけど、花巻は祭りがいいですね。鹿踊りに感動しました。
会長 息子に言われて、女房と花巻まつりで鹿踊りを見たんですよ。すごいなぁと思いましたね。
社長 ここを建てたお祝いの席に鹿踊りの団体にお願いして踊ってもらったんです。お客様にも喜んでいただけました。

モットーは”どこでも誰にでもできるような仕事もするがどこでも誰にでもできないような仕事もする工場”

社長 こちらに工場を持った時に、6名の従業員全員を地元採用しました。まだ「サンライズエンジニアリング」の名前が知られていないせいか、去年、今年と採用にちょっと苦戦しています。もう2、3名採用したいと思っているんですけどね。
会長 できれば地元の方を採用したいんです。何かのタイミングでうちを知ってもらえるかもしれませんので、これからも学校をまわったりするのは続けていきたいと思っています。
社長 うちのモットーは“どこでも誰にでもえきるような仕事もするが、どこでも誰にでもできないような仕事もする工場”です。私が気に入ってる言葉なんですが、大手の会社がお断りするような仕事でも、私たちは選り好みしないで引き受けています。技術の幅が狭くならないよう、そして広い視野を持つよう、いろんな仕事をできる限りやっていきたいと、社員たちにも常に話しています。うちの社員は平均年齢が20代後半で、私自身も若輩者ですので、お客様に怒られながらもいろいろと教えてもらって信頼関係を築いています。だからこそ、このモットーを会社全体で実践しています。
会長 私はそろそろ引退かなと思ってるんですよ。青森の陸奥湾で釣りをね(笑)。
社長 釣りの話を始めると長くなりますので、ここまでということで(笑)。

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