立地企業の声

「花巻市を選んでよかった」。
立地企業の方の声をご紹介します。

Company Voices 立地企業の声

vol.12

花巻で生産した最高水準の
”超断熱窓ガラス”を
東北に伝えたい

日本板硝子東北株式会社
花巻工場
元代表取締役社長 山本哲也
2016年度取材

北東北の拠点

日本板硝子東北株式会社は、日本板硝子株式会社の100%出資で設立しました。花巻工場は、平成4年に卸町でスタートし、それから15年後の平成19年に現在のこの工業団地(第二工業団地)に、新しい設備を整え、北東北の生産拠点とすべく移転してきました。花巻は、ちょうど北東北三県の中心に位置していて、高速道路も近くロケーションとして仙台含めた南へも大変動きやすいですね。さらに北東北で拠点を造ろうという話が立ち上がった時、どこがいいだろうかと考えるなか、お客様である東北シャノン(株式会社)さんが花巻工業団地にすでに進出されていたことも、当社の花巻進出の大きな決め手となったと聞いています。

寒い冬でもあったかガラス

この花巻工場は、複層ガラスの生産拠点となっています。複層ガラスというのは、2枚のガラスの間に空気層が入ったもので、30年ぐらい前から急速に普及し始めました。寒冷地の花巻では、ガラスとガラスを繋げるスペーサーに樹脂スペーサーというものを使用しています。一般的にはアルミのものが主流でしたが、アルミに比べ樹脂のほうが断熱性は高いので、花巻生産の複層ガラスは樹脂スペーサーの製品が主流になっています。
また、今考えられる最も高性能な断熱ガラスとして、真空ガラス「スペーシア」を使用した複層ガラスも年々生産が増えており、性能重視のお客様に大変ご好評いただいております。

若い活気が会社のシンボル

現在、工場と営業合わせて正社員が40名ほど働いていて、大半が花巻の方です。平均年齢も若く、30代前半なので、社内は若い活気にあふれています。おかげさまで若いなりに定着率が良く、まとまりもいいように思います。
私自身は社長になって3年半ほどで、会議などで約月に1度、仙台の本社から通っています。温泉にはよく行くんですが、まだわんこそばはいただいたことがないんですよ。工場の近くのお蕎麦屋さんにはよくお邪魔してますが(笑)。私は関西出身なので、ほんとの意味での岩手に触れるということがまだできていないのがちょっと残念です。
あと、ここに来て思うことは、団地に空きスペースがちょっと目立つことです。この先、もう少し仲間が増えていってくれると私もうれしいですね。

ガラスの地産地消をオネガイします。

先ほどもお話ししましたが、この工場の社員は花巻の方がほとんどです。つまり、ここの複層ガラスは花巻市民が造っているわけです。その複層ガラスをぜひ花巻の住宅から学校まであらゆる建物に使っていただきたいですね。“おらがガラス”なわけですから。地産池消の精神ですね。うちのガラスで花巻を埋め尽くしたいものです(笑)。

一覧に戻る

TOPに戻る