立地企業の声

「花巻市を選んでよかった」。
立地企業の方の声をご紹介します。

Company Voices 立地企業の声

vol.8

光学事業、電装事業の分野から
「社会の発展に必要とされる企業」
を目指して

リコーインダストリアル
ソリューションズ株式会社
花巻事業所
花巻事業所 元事業所長 竹本浩志
2014年度取材

工業団地入居の第一号

リコーインダストリアルソリューションズ株式会社 花巻事業所の前身であるリコー光学株式会社は1973年に設立されました。翌年、花巻第一工業団地で操業をスタートし、その後工場を拡張し生産を拡大してまいりました。当社工場は、花巻第一工業団地への入居の第一号でもあります。
創業当初からリコーカメラのレンズ加工・金属加工・組立の一貫生産拠点でした。
その後、オフィス機器分野の光学デバイスや光学モジュールの生産を開始。これまでの技術を活かし、外販ビジネスで多角的な展開を進めてまいりました。

新たな事業の柱を目指して

2014年、リコー光学株式会社は、株式会社リコー インダストリ事業部とリコーマイクロエレクトロニクス株式会社と経営統合し、リコーインダストリアルソリューションズ株式会社として再スタートしました。これまで個々で展開していた光学事業及び電装事業を連携させ、リコーグループの新たな事業の柱として産業分野を強化するべく取り組んでおります。
花巻事業所に本拠地がある光学エンジン本部では企画・マーケティング・開発・設計、生産準備の各段階も手掛け、お客様にお役立ちできる商品の提供を目指しています。特に主力製品であるプロジェクター用のレンズモジュールは、世界シェアNo.1を誇ります。他にも、これまで培ってきた光学レンズの技術は、ファクトリーソリューション(生産装置)など、幅広い分野で活かされています。

人と人との絆を大切にする土地柄

リコーインダストリアルソリューションズ株式会社の従業員数は1346名(2015年6月1日現在)その半数近くの約600名が花巻事業所で働いています。ほとんどが岩手県内、特に花巻市出身です。歴史的に絆を大切にする花巻の土地柄が会社継続の強い力になっていると思います。
会社の過去を振り返ると、絆の強さを感じる出来事がありました。生産の中心であったカメラが、1990年代に入ると海外とのコスト競争を強いられ、生産は台湾・中国に移管されていきました。工場存続も危ぶまれるなか、従業員は結束し、次なる一手を模索。そこから他社の製品も手がける外販ビジネスへとつながり、更にリコー向けのコピーやプリンターの光学部品の生産を拡大させ危機を脱することができました。花巻には、人と人との絆を大切するが故に、仕事を守り続け次の世代につなげていこうとする強い気質があると思います。

地域、家族とのつながりを深める

当事業所では地域とのつながりを深めるべく、イベントにも積極的に参加しています。「はなまき産業大博覧会」においてはリコーグループが持っている子どもたちに科学を好きになってもらうためのプログラム「コピー機になってみよう!」をこの期間にあわせて出展しました。花巻事業所でもオリジナルの「プロジェクターになってみよう!」などを出展し、子供たちに科学的な興味を深めてもらい、この地から数多くの技術者が誕生することを願っています。
地域はもちろん家族のつながりも深めるために、年に一度ファミリーデーを設けています。従業員の家族を職場に招待し、どのような仕事をしているのか説明。普段の働きぶりを知ることで、家族に応援してもらえると好評です。
どちらの取り組みも今後も続け、地域への貢献、そして会社の活力につなげていきたいと思っております。

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